スターバックスのロゴが刷新


スターバックスが今春からロゴを変更すると発表しました。"STARBUCKS COFFEE"の文字が消えてサイレーン(セイレン?セイレーン?)だけが描かれています。随分シンプルなデザインになったというのが第一印象です。
米国ではこの新しいデザインに早くも不満が噴出しているそうです。なんだかiTunesのアイコンからCDが消えた時の反応と似ていますね。iTunesのデザイン変更からは、音楽を手に入れるまでのプロセスからCDが消えるという明確な意思とメッセージが汲み取れますが、スターバックスの場合はどうでしょうか。
シュルツCEOはその理由を「これまでもこれからもコーヒーの会社であり続けるが、スターバックスの名前でコーヒー以外の商品も展開していく可能性がある」と説明しています。コーヒーという看板を外す以上はサービスにも相応の変化があるみたいですね...
スターバックスは喫茶店としては珍しく店内が禁煙となっています。禁煙だと私が喜ぶというメリットはさておいて、これはコーヒー豆の品質を保ち少しでも美味しいコーヒーを提供するためだそうです。このようなある種のプライドを持ってコーヒーをサービスの中心に据えているわけですねー。
一方で、帰省中に見たテレビ番組でスターバックスコーヒージャパンの社員の方々が次のようなことを言っていました。「スターバックスが提供しているのは居心地の良い時間と空間。喫茶店だけじゃなく、例えばエステやアロマサロンなども競合相手になりうる。(※同じ作りの店舗が一つもないのも空間作りに対するこだわり)」うろ覚えですが、大体こんな感じだったと思います。肝心要のコーヒーについて触れていないのが印象的でした。
スターバックスを利用する個人的な理由は、美味しさと居心地の良さが半分半分くらいです。なので方向性としては今のところ好意的に受け取っていますが...はてさて。今後どのようなサービスを提供していくのか、それによってロゴを変えた本当の意味が分かることになりそうですね。日本でも春からロゴが変わるそうなのでその変化に注目です。