ハプニング/The Happening

またまた映画館に出張。久しぶりすぎるホラーで、もし監督が見ていたらほくそ笑むだろうと思うほど、ビビりまくってしまいました。
アメリカの北東部で原因不明の大量突然死が起きる。主人公とその妻、友人の娘の三人による、この不可思議な恐怖からの逃避行。終始漂う緊迫した空気と、不意にそれを切り裂くショッキングな演出。あぁ恐ろしや恐ろしや・・・。突然死といっても急に心臓が止まるような某なんちゃらノートのような死に方ではなくて、ある予兆を経た後自殺するような感じですかね。予告でもあるように、まず言語障害が起きて、行動に支障が現れ、最後に何らかの手段で自殺してしまいます。グロテスクだったりじわじわ恐怖を感じさせるようだったりと、その死に方も色々です。「なぜ」なのかは結局分かったようでよく分からない終わり方なんですが、あまりにもあっけなくバッタバッタと死んでいく様は、決して無味乾燥というわけではなく、恐怖がそこまで来ているという逼迫した空気を作り出す良い演出になっていると思います。良い演出と言うのは私がギャーギャー喚くという意味で^^;
私がホラーに慣れていないというのもありますが、十分恐怖出来る、普通に普通のホラーだったと思います。
ストーリーとは関係のない部分で気になったのは、主人公と妻が一度もキスしないことです。なぜでしょう。見逃していない限りただの一度もキスをしなかったので変に気になってしまいました。どこかでしてましたかね?多分してなかったはずです。何か意図があるのだろうか・・・むむむ。