出会いは大切に

最近、近所のゲオで中古漫画を立ち読みをしていたら、ビビっとくる漫画に出会いました。上山道郎先生の「ツマヌダ格闘街」という作品です。収納スペースの問題でなるべく新規に漫画を買い足すのは控えていたのですが、偶然の出会い(しかもいきなり三巻を読むというw)に感じたトキメキを信じてすぐに全5巻をそろえました。いやまぁそんなに面白いというわけではないのですが、聞いたこともない作品ということもあって、丁寧な漫画作りが妙に好印象だったのです。
ストーリーは、格闘経験の無いオタク風の青年が、明道流柔術を名乗る謎の美女とともに、様々な面で成長していくというものです。まぁよくある話です。実在の街妻沼田市をモチーフに、地域振興の一環としてストリートファイトを採用したという設定は面白いですね。キャラクターも一人一人丁寧に描かれていますし、主人公の成長の過程が外面的にも内面的にも見て取れて、共感するうちに次へ次へと引き込まれてしまいます。格闘漫画には重要な体の描き方もしっかりしているのは上山先生の確かな技術の現れでしょう。単なるキャラ萌えで終わってないのも好印象。テクニカルな解説も充実していて、漫画程度のにわか知識と笑われるかもしれませんが、これがなかなか参考になります。ドラエさんのカンタン武術コーナー然り、作中に登場する解説も懇切丁寧で体の使い方を上手く漫画で表現しています。肩こりに効くストレッチの仕方なんか今まさに実践していますしw 要素的には天上天下とかとかぶるんでしょうか、でもツマヌダ格闘街の方が丁寧な漫画だと思います。上山先生はコロコロでゾイドのコミック版を描いておられた方ですね。今はヤングキングでこの漫画を執筆しているわけですが、青年誌で描いている方が生き生きとしているように感じます。偶然の出会いから衝動買いしてしまったことに後悔はありません。続く6巻が楽しみです。

漫画といえば、かの名作「あずまんが大王」が連載から十周年を祝って新装版を出すそうです。書き下ろしもあるとか。新装版商法ですか、そうですか。通常の単行本は既にもっているのですが・・・書き下ろしか・・・買いますね多分。登場人物の十年後とか鬱になりそうなんで書き下ろしは読みたくないような気もしますがw よみとともの中学生時代とか面白そう。

ツマヌダ格闘街 1 (1) (ヤングキングコミックス)

ツマヌダ格闘街 1 (1) (ヤングキングコミックス)


ツマヌダ格闘街 2 (2) (ヤングキングコミックス)

ツマヌダ格闘街 2 (2) (ヤングキングコミックス)


ツマヌダ格闘街 3 (3) (ヤングキングコミックス)

ツマヌダ格闘街 3 (3) (ヤングキングコミックス)


ツマヌダ格闘街 4 (4) (ヤングキングコミックス)

ツマヌダ格闘街 4 (4) (ヤングキングコミックス)


ツマヌダ格闘街 5 (ヤングキングコミックス)

ツマヌダ格闘街 5 (ヤングキングコミックス)